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アブシンベルには、ラムセス2世が造り、ナセル湖に水没するところを、世界的な救済活動で移築されたアブシンベル大神殿と小神殿があります。 夏場にこんな南まで来る観光客はあまり居ないのか、ここでも貸し切り見学状態でした。 アブシンベル大神殿は、正面に4体のラムセス2世像が並んでいます。この像、高さが約20mで、5階建てのビル程度の高さになります。左から2番目の像は崩れていますが、移築時に崩れていたそのままが再現されています。また、この像の顔を良く見ると、ちょっとずつ表情が異なっているため、若いころ順番に表現しているという説もあります。大神殿に入ると、8本のオシリス柱に支えられている列柱室があります。正面のラムセス2世像も大きいですが、列柱室のオシリス柱でも9mあります。また、列柱室の壁一面にレリーフがあり、有名なカデシュの戦いや、馬車に乗り、弓を引くラムセス2世の姿などもあります。 ![]() ![]() 大神殿の一番奥に至聖所があります。左からプタハ神、アメンラー神、ラムセス2世、ラーホルアクティ神と並んでいます。通常、ここには日光が差し込むことは無いのですが、毎年、2月下旬と10月下旬の2回、朝日が直接差し込みます。この日がどのような日だったのかは色々と説がありますが、アブシンベル神殿ではこの日の前後にサンフェスティバルが行われ、世界各国から多くの観光客が訪れます。小神殿は、別名ハトホル神殿とも呼ばれ、ラムセス2世の王妃ネフェルタリのために造られたものです。規模は大神殿ほどではないですが、大神殿が男性的なレリーフが多いのに対し、小神殿は非常に繊細で美しいレリーフが特徴的です。特に、至聖所の手前(前室)にある、ネフェルタリが儀式を行っているレリーフは有名です。 ![]() ![]() |
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